【コンテナブログ】03「コンテナハウスが注目される理由②～災害支援編～」

 

近年、震災や暴風雨といった自然災害が頻発するようになり、緊急時の災害支援手段としてコンテナハウスが注目を浴びています。コンテナハウスは、医療、住宅、公共施設の緊急時の対応策として設置すれば、その地域のライフラインが復活するまでの間、地域の皆さんの生活を支援することができるからです。内閣府も災害時の緊急対応策として、医療コンテナの手引きを公開しています。

今回はコンテナハウスが災害支援において果たす役割に焦点を当てて、ご説明したいと思います。

災害時、被災地に速やかに医療コンテナ・仮設住宅用コンテナを設置することが非常に重要です。コンテナハウスは標準的なコンテナを使用しているため、準備が整い次第、トレーラーに載せて目的地まで運搬・設置することができます。また、複数のコンテナを組み合わせることで、必要に応じたサイズを設置できる適応性があり、被災地の状況に合わせて柔軟に対応することが可能です。

コンテナは元々荷物を輸送するために設計されているので、非常に堅牢で耐久性があります。輸送用に使用される頑丈な鋼鉄製コンテナを利用しているため、外部からの力に対して非常に耐久性があり、地震や風雨、積雪といった災害にも安全に対応できます。被災地では、継続して災害が起きる可能性もあるため、建築物には特に耐久性が求められています。住宅や重要な公共施設が被害にあってしまった場合、一時的でもコンテナハウスで代用できるのであれば、安全性が高いため、万が一のさらなる災害が起きた場合でも二次災害を最小限に留めることが可能です。

 

3. 持続可能な再利用

災害支援が落ち着き、役目を終えたコンテナハウスは簡単に撤去、搬送することができます。産業廃棄物として処分する必要はなく、次の用途に合わせて、コンテナは再利用可能な資源として生まれ変わります。環境にも配慮した建築物と言われる所以です。

 

4. 避難所としての機能

コンテナハウスは避難所としての機能も持ち合わせています。必要に応じて、複数のコンテナを組み合わせ、一時的な住居や避難所として活用できます。緊急時の被災者へのサポートをより柔軟かつ迅速に提供できるのです。

 

5. 地域コミュニティの再構築支援

コンテナハウスは、被災地での医療支援、住宅再建だけでなく、コミュニティ全体の再構築にも寄与します。柔軟で効率的な住宅提供ができるため、復興のプロセスを迅速に進め、復興計画の進捗に応じて、コンテナハウスをその時々の目的に合った施設として使用することも可能です。被災地におけるコンテナハウスは住民の皆さんができるだけ早く通常の生活に戻れるよう、陰ながら復帰を支援する形で貢献することができるのです。

 

これらの理由から、災害発生時におけるコンテナハウスは非常に有望な解決策となりつつあります。コンテナの堅牢性とどこにでも運搬できる利便性の高さは、国内だけでなく海外でも活用されています。

ピースノートは、これからも、コンテナハウス事業を通じて、被災地での新たな住環境の提供に寄与してまいります。

 

 

関連ページ

【プレスリリース】令和6年能登半島地震　災害支援のお知らせ