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お知らせ

コンテナと環境問題の関係 コンテナブログ#017

2024-10-21
みなさんこんにちは!

今回は地球温暖化脱炭素など、いわゆる環境問題にコンテナが如何に貢献できるのか?
についてご説明させていただきます。

環境問題、地球温暖化の問題は、2015年9月に国連サミットで採択されたSDGsの目標にも取り上げられ、その対策は世界規模の動きとなっています。その中でコンテナ(海上輸送コンテナ)やコンテナハウス(建築用コンテナ)はどういった特徴があるのでしょうか。

※脱炭素:地球温暖化の原因とされる温室効果ガスである二酸化炭素の排出量をゼロにする取り組みのこと
環境の面から見たコンテナの特徴


1.リユースとリサイクルによる廃棄物削減

海上輸送コンテナは、役目を終えた後も再利用が可能です。使われなくなったコンテナを廃棄する代わりに、倉庫やガレージ、さらには住宅やオフィスとして活用することで、資源の無駄を大幅に削減できます。これにより、廃棄物処理に伴うエネルギー消費や温室効果ガスの排出を抑制し、地球温暖化対策に貢献します。


2.新しい建材の消費を抑制

コンテナハウスを利用することで、新築の建物に比べて必要な建材の使用量を削減できます。伝統的な建築方法では多くのコンクリートや木材が必要ですが、コンテナを活用することでこれらの材料の使用を減らすことが可能です。特にコンクリートは製造過程で大量の二酸化炭素を排出するため、その使用を抑えることは脱炭素に寄与します。


3.低エネルギーな建設プロセス

コンテナハウスはプレハブのように工場で製造され、現地で組み立てられるため、従来の建築と比較して建設期間が短く、現場でのエネルギー消費も少ないです。また、工場内での効率的な生産により、資材の無駄も最小限に抑えられます。これにより、建設プロセス全体での二酸化炭素排出を減少させます。


4.土地の有効活用と都市の再生

都市部では、遊休地や空き地が増えています。これらの土地にコンテナハウスを設置することで、都市空間の有効活用が可能です。また、コンテナハウスは移動可能であり、土地の用途が変わった場合でも容易に撤去・再配置ができます。これにより、都市の持続可能な再生と資源の有効活用が促進されます。


5.エネルギー効率の高い設計が可能

コンテナハウスは断熱材を追加するなどして、エネルギー効率の高い建物にすることができます。ソーラーパネルを設置したり、再生可能エネルギーを取り入れることで、運用時のエネルギー消費をさらに削減可能です。これにより、化石燃料への依存を減らし、二酸化炭素排出量を低減できます。


6.循環型経済の推進

コンテナのリユースやリサイクルは、循環型経済の推進に貢献します。使い捨てを避け、資源を長く活用することで、持続可能な社会の実現に寄与します。海上輸送コンテナは頑丈で長寿命であるため、複数回の利用が可能で、持続可能な資源管理に役立ちます。


7.災害時の迅速な対応による環境負荷軽減

コンテナハウスは、災害時の緊急シェルターとして迅速に設置できる点も環境面で有利です。災害発生後の一時的な住宅た救護施設の需要を迅速に満たすことができ、新たな建築物を急造するよりも環境への影響を軽減できます。また、災害後に使用されたコンテナを再度他の用途に転用することも可能です。
海上輸送コンテナでの貨物輸送

そもそもコンテナは、貨物の輸送において効率性が高いです。統一規格のコンテナを使うことで、貨物の積み替えが簡単になり、輸送の時間と労力を節約できます。これにより、輸送中に必要とされる燃料消費量や排出される温室効果ガスの量を削減することができます。また、モーダルシフト(トラック輸送から船舶や鉄道輸送への切り替え)を行うことで、より環境負荷の少ない輸送手段を選択できる点も、脱炭素社会への貢献になります。


まとめ

今回はコンテナが環境問題に如何に貢献できるのかについてご説明させていただきました。もちろんこれが全てではございませんが、私たちができることとして、良いものを長く使うということがまず最初かと思います。耐久性の高い製品を選び、修理やメンテナンスを行って長期間使用することで、資源消費を減らすことができます。また、使い捨ての製品を避け、再利用可能な物やリサイクル可能な製品を選ぶことで、廃棄物の削減と製造に伴う二酸化炭素排出を抑制できます。

こういった環境への配慮の面からもコンテナ、コンテナハウスはメリットがあるかと思います。脱炭素社会に向けて、できるところからやっていきたいですね。


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