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お知らせ

今、知っておきたいトレーラーハウス専用シャーシについて コンテナブログ#015

2024-10-07
みなさんこんにちは!

今回も前回に引き続きトレーラーシャーシのお話なのですけども、「トレーラーハウス専用」のシャーシについてご紹介いたします。

トレーラーハウス専用シャーシは、各製造メーカーが様々なトレーラー(ハウス)のニーズに沿う形で変化、発展を遂げてきました。これからも新たな用途や時代の流れによって変化していくことが予想されますが、今回は一般的なトレーラーハウス専用シャーシを深掘りしていきたいと思います。

下図は前回のおさらいを兼ねて、コンテナトラック各部分の名称です。
トレーラーハウス専用シャーシはコンテナ輸送用シャーシと同様に「被けん引自動車」の分類になります。「被けん引自動車」は「01」「O2」「03」「O4」と4種類に分類されます。それぞれの区分は以下のようになっています。

O1(オーワン):GVWR(車両総重量)が 0.75トン以下の被けん引自動車
O2(オーツー):GVWR(車両総重量)が 0.75トン超3.5トン以下の被けん引自動車
O3(オースリー):GVWR(車両総重量)が 3.5トン超10トン以下の被けん引自動車
O4(オーフォー):GVWR(車両総重量)が 10トンを超える被けん引自動車
※GVWR:Gross Vehicle Weight Rating

この中でトレーラーハウス専用シャーシは一般的に「O2」の分類に含まれ、トレーラーシャーシとコンテナやユニットハウスの総重量を3.5トン以下にする必要があります。(理由は以下に)
なぜ、トレーラーハウス専用シャーシは一般的にO2規格なのか?

O2規格のトレーラーハウス専用シャーシには主に「電磁ブレーキ」もしくは「慣性ブレーキ」という制動装置が搭載されています。どちらも共に、けん引車両からのブレーキ操作をシャーシに伝えて安全に減速、停止をすることができる装置です。これら装置は比較的低コストで搭載が可能で、トレーラーシャーシの低コスト化に繋がっています。

一方でO3以上の規格に属するトレーラーシャーシでは、車体重量の増加により、より強力なブレーキシステムである「エアブレーキ(圧力式ブレーキ)」が必要となります。エアブレーキは制動力が強い分、やはりコストが電磁ブレーキや慣性ブレーキによりも高くなります。またO3規格以上のトレーラーシャーシになると大型トラクタでのけん引が必要になります。つまり、コスト的な面においてトレーラーハウス専用シャーシはO2規格内で抑えるのが現実的であるということになります。


トレーラーシャーシの大きさ等について

トレーラーハウス専用シャーシには様々な大きさ(長さ)、高さが展開されており、6m・8m・11mなどの大きさのものが主流です。高さについては、通常は約900mmですが、低床シャーシと呼ばれる高さ約570mmのものもあります。

トレーラーハウスは車両扱いとなります

多くのトレーラーハウス専用シャーシは車検付きで販売されており、建築物としてではなく車両として扱われます。つまり、通常では建物を建てることができない市街化調整区域にも設置可能となり、建築確認申請も不要となります。※一部例外もございますので、ご購入を検討の際には事前にご確認ください。


まとめ

今回も輸送用シャーシ、トレーラーハウス専用シャーシについてご紹介させていただきました。弊社ピースノートでは、コンテナを用いたコンテナ型トレーラーハウスも大きく展開させていただいています。これまで事務所や店舗、モバイルクリニック等、数多くの実績がございます。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。ありがとうございました。

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