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プレハブとコンテナハウスの違い〈後編〉コンテナブログ#009

2024-08-06
プレファブリケーション!

みなさんこんにちは!

今回は「プレハブとコンテナハウスは何が違うの?」後編です。

前編はこちらからお進みくださいね。

まずはコチラのプレハブとコンテナハウスの比較表をご覧ください。
コチラの画像、クリックしていただけますと拡大表示できます。

それで、コチラの比較表について各項目について詳細をご説明させていただきます。
※弊社見解となります。

●耐久性・堅牢性
プレハブはメンテナンス次第で⻑期間使⽤できますが、耐久性や堅牢性にはやや⼼配があると感じます。特に塩害や積雪の多い地域に設置した場合は注意が必要です。⼀⽅のコンテナハウスは海上輸送を前提に設計されているので耐震性や耐久性が⾼く、しっかりとメンテナンスをしていれば30年以上にわたって使⽤できます。また、コンテナ船では7段積みにも耐えられるほどの構造のため、雪が多く積もる地域でも活⽤され、塩害においても海上輸送を主にしているコンテナならではの耐性があります。

●防音・断熱性
断熱材の厚みや、防⾳仕様のカスタムを施すことにより、コンテナハウスのほうが優れていると⾔えるでしょう。また、コンテナならではのリーファーコンテナ(冷蔵・冷凍コンテナ)を使⽤すると、すでに約70mmの断熱材が注⼊されているので、夏や冬でも温度や湿度をコントロールしやすくできるでしょう。

デザイン性
基本的に、プレハブは⼯場で⼤量⽣産した部材を組み⽴てるので、⾊や仕様などを変えることが難しい場合があります。コンテナハウスは、塗装や窓や扉などをお客様の要望に沿って、ある程度のカスタマイズが可能です。特に、プレハブ独特の外観ではなく、集客⽬的など⽬を引くようなお洒落で⽬新しい外観を希望されるお客さまには、コンテナハウスが合っているかも知れません。

●再利用性(移設性)
現地組み立て式のプレハブに関しては、そのまま移設するという概念がないため、移設や撤去を行おうとすると、一度解体する必要があります。その点、コンテナハウスでは、解体せずに(※電気や給排水を引き込んでいる場合は、接点の切り離し作業は必要)そのままユニック車やクレーン車を使い吊り上げ、運搬車に積載して希望の場所へと移設が可能になります。また、コンテナ内に重量物がある場合は、そのまま移設することも可能です。

●施工期間
現場での施工期間は、プレハブでは現地で組み立て作業を行わなければならないので、規模にもよりますが1週間程度はかかるでしょう。コンテナハウスの場合は、工場で内装なども含め可能な限り組み立てを行い、現地に設置しますので最短1日で現場作業が終了します。

●設置場所
基本的にプレハブは現地組み立てになるため、材料を積んだ小型のトラックが通れる場所であれば施工は可能になります。コンテナハウスに関しては、工場であらかじめ組み立てたものを運ぶため、敷地の形状などにより設置が難しいケースや、希望場所まで搬入できないというケースがあります。また、設置の際にも、上部に電線があるとクレーン作業ができないため、フォークリフトなど他の設置方法を考える必要があります。

●費用
プレハブでは工場で大量生産した軽量鉄骨を使うため材料費は安く済みますが、現場での組み立てに人件費がかかってきます。コンテナハウスは、内装を無しでコンテナのみを倉庫などで使う場合は、コストを抑えることが可能ですが、内装や電気工事等を行うと、プレハブよりも比較的高価な費用になるでしょう。
今回は、前後編にわたってプレハブとコンテナハウスの違いを見ていきました。
これも一つの解釈、一面での比較だということをご理解くださいね。

もちろん、それぞれに良い点があって適材適所であることは重々承知ですが、違いというものが少し見えたと思います。

「いかに素早く建物を完成させるか、しかも効率的に」という考えに基づいてプレファブリケーション工法が発展してきたということ。
プレファブリケーション工法から生まれたものという面では、プレハブもコンテナハウスも同族であるということ。それが建築物に向かったプレハブと、物流に向かったコンテナということ。などなど色々と考えていくと面白いですね。

プレファブリケーションに興味を持たれた方は以下にプレファビリケーションの歴史が紹介されているのでどうぞ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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