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【コンテナ好きのためのコラム】02「コンテナの大きさ」の話
2022-02-14
カテゴリ:コンテナ事業
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○「コンテナの大きさ」の話
みなさま、今回はあらためてコンテナの大きさについてご説明、そしてその大きさについて考えていきたいと思います。
(画像1)
上の画像は20フィートコンテナです。20フィートは長辺の長さです。この大きさで区別した時に、5、10、20、30、40、45フィート・・・とあります。またコンテナの高さで通常のものと高いもの、の2種類あります。高いものをハイキューブと呼びます。思った以上にたくさんの大きさの種類がありそうですね。(詳しくはISO668でお調べください)
複雑になってきましたね。ですが20フィートと40フィートだけで大丈夫です。だいたい世の中に流通しているコンテナはこの2つの長さのものです。そこにハイキューブタイプのものが入っている、そんな感じです。落ち着いて次の画像をご覧ください。
(画像2)
20、40フィートのコンテナの外寸、内寸になります。ハイキューブタイプになりますと少し高くなりますね。大きさはお分かりいただけたかと思います。20フィートコンテナは長さ6メートル、高さと幅が約2.5メートルと覚えていただきたいのです。40フィートは長さ12メートルで。
(画像3)
この話がどこに向かっているのか不安になってきましたか?このコラムを読んで皆さんにコンテナの大きさが手にとるようにイメージできるようになって欲しいと私は考えております。
では、6メートルってどの位でしょうか?いくつか実例をあげていきたいと思います。
・棒高跳びの世界記録6.18m
・トヨタプリウスの全長4.54m
・国道の車線境界線(破線)6m
・土俵の直径4.55m
・日本一の大鍋「鍋太郎」の直径6.5m
・アフリカゾウの体長6〜7.5m
・バドミントンのコートの短辺6.1m
・高知の坂本龍馬像5.3m
ちょっとイメージしにくいでしょうか?6メートルそのものってなかなかないものですね。何かいい例えがあれば教えてもらえると助かります。それでは気を取り直して2.5メートルってどのくらいでしょうか?
・サッカーゴールの高さ2.44m
・走り高跳び世界記録2.45m
・バスケットゴールの高さ3.05m
・掛け布団の長さ2.1m
・1坪の一辺1.82m
こんな感じでしょうか。ちなみに両手を広げた長さは身長とほぼイコールらしいですよ。なかなか大きさを例えるのは難しいですね。やはり、「百聞は一見に如かず」でしょうか。最後に大きさをまとめましたので、ご覧ください。
(画像4)
今回のまとめとして、コンテナは20フィートか40フィート。背の高いもの(ハイキューブタイプ)もある。長さは6メートルか12メートルで、幅と高さは2.5メートル位。これでどこでもイメージのコンテナを設置することができますね。みなさまのイマジネーションが今以上に開花することをご祈念申し上げて筆を置く次第でございます。ありがとうございました。
※今回JRコンテナ(12フィート)は割愛しました。またいつか。
参考文献
①【The Measure of Things】https://www.themeasureofthings.com/default.php
②【サイズ屋】https://size-size.com/
③【Wikipedia「ISO668」】https://ja.wikipedia.org/wiki/ISO_668
ここからは所感になりますが、フィートって単位はもともと人の足、フットからきているみたいなのですね。身体尺(しんたいじゃく)と言って、人間の身体部位を基準に定められた単位でして、世界中であったそうです。長さの単位ひとつをとっても歴史を感じますね。
ちなみに1フィートは0.3048メートルで1尺は0.3030メートルです。ピンときましたかね。調べれば調べるほどにつながってきますね。物事には歴史、原因がありますね。最後までお読みいただきありがとうございました。