医療用コンテナ モバイルクリニック™
1:高齢者の患者様が多いので、外部に待合室と診断室を作りたい
茨城県南部の取手市にある西間木病院様は、地域に根ざした心ある医療、福祉サービスの提供を行う、総合病院です。1976年に開院され、現在では地域のニーズの拡大に伴い、病院事業と介護保険事業も展開されています。
高齢者の患者様を多く抱えている西間木病院様の課題は、発熱で来院された患者様を院内で処置することで高齢者の患者様への2次感染が広がってしまう可能性があり、それを未然に防ぐために院外で処置できる施設を作りたいというご相談から始まりました。2023年9月にモバイルクリニックについてお問合せをいただき、院外に設置するスペースも駐車場の一部を使い、設置に際して確認申請が不要な13ftで、発熱外来用の待合室と診察室を作ることになりました。
2:駐車場2台分のスペースなのに、思いの他、広い内部に驚き
正式発注をいただく段階で、地域の補助金が使えないか検討したものの、補助金の対象外となったため、限られた予算でどこまで希望通りの施設ができるか、担当者の方と何度も就業後に打ち合わせを行いました。そして、出来上がったのが、駐車場2台分のスペースサイズの13ftを用いたモバイルクリニックでした。
内部のカスタマイズ部分では、待合室と診断室の間の間仕切りをスライドドアで設置して、行き来が可能な仕様にしました。また、出入口は待合室、診断室へのそれぞれの出入口に加え、関係者専用の出入口を診断室側に設け、計3か所設置いたしました。正式発注から約2.5か月後の2024年2月下旬に納品された後の内部の仕上がりの印象は、想像していたよりも広く感じられたそうです。青と白のすっきりとした色合いで外部塗装されたモバイルクリニックは、来院された患者様にもわかりやすく、発熱外来の患者様の誘導もスムーズにできているそうです。
3:モバイルクリニックが目指すのは医療従事者の負担軽減と地域社会への貢献
モバイルクリニックは、日本の建築基準法をクリアした建築用コンテナに、感染症拡大を防ぐため陰圧設備を内蔵した医療用コンテナです。場所を問わず、国内だけでなく海外にも移送・設置することが可能です。
各医療機関においても新型コロナウィルス対策が浸透し、院内感染予防のために、発熱専用外来や検査室を増やす必要がある病院や介護施設に採用いただくケースが増えてきています。
発注から、設置予定場所の現場下見、納品までの期間も発注から約2~3カ月でできるため、短い納期で納品できることも特徴です。
現在、モバイルクリニック™シリーズには20ft・13ft・10ft・7ftサイズの4サイズで展開しており、13ft以下のサイズでは、面積10㎡未満で、建築確認申請が不要です。(状況により必要な場合がございます)
今回の西間木病院様のように、ご希望にあった内装や外装、設備のカスタマイズも可能となっておりますので、ぜひお客様のご要望をお聞かせ下さい。
※モバイルクリニック™は、FOREMOST株式会社の登録商標です。
医療用コンテナ「モバイルクリニック™」について詳しくはこちらをご覧ください
https://piece-note.com/publics/index/137/
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